夢相続ブログ

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幻冬舎ゴールドオンライン「生前対策」のアドバイス事例【第6回】

2022/01/26


 

[連載]相続のプロが解説!人生100年時代「生前対策」のアドバイス事例【第6回】

◆「おやじとおふくろは俺が見る」実家に舞い戻った兄の胸算用【相続のプロが解説】

◇家族をマンションに残し、老親のもとにひとり戻った兄

今回の相談者は、40代のパート看護師の山本さんです。80代の父親の相続に不安があり、筆者のところへ訪れました。

山本さんの父親は、同じく80代の母親と同居しています。父親は以前脳梗塞を患ったことから片手が少し不自由ですが、生活には支障なく、また、認知症の兆候もまだありません。母親は大きな病気の経験がなく健康ですが、年相応の衰えはあり、ここ数年はかなり足腰が弱ってきました。

山本さんには50歳になったばかりの兄がいます。会社員の兄は、大学卒業後すぐに結婚して実家を出て、数回の転勤を経たあと、実家の隣駅に分譲マンションを購入しています。兄の家族構成は、妻・社会人と大学生の子ども2人の4人です。

3年前のことです。ある日突然山本さんの兄が実家に戻り、そこから会社へ通うようになりました。家族間のトラブルというわけではなさそうですが、実家で兄嫁や子どもたちの姿を見かけることはありません。

兄は両親の介護が必要だからと説明していますが、山本さんの両親は年齢的な衰えはあっても、2人で問題なく生活できており、まだ兄の手を借りる必要はありません。

それまでは、山本さんが仕事の合間や休日を使って、両親の世話を焼いてきました。山本さんのパート先は近所の耳鼻科クリニックで、ある程度自由が利く職場のため、両親はこれまで、山本さんに買い物や病院への付き添いを頼んでいました。しかし、兄が同居して以降、両親からの連絡はぱったりと途絶え、こちらから連絡しても、兄に気を使っている様子が見て取れるといいます。 続きはコチラから

 

 

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