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相続実務士実例Report更新のお知らせ「【農家】<ケース1>土地13か所のうち収入は1か所!固定資産税しか払えない!」
2023/06/18/11:39
土地2億円台 相続税の予想額5800万円 Тさん
【相談内容】
◇野菜農家の父親が倒れて、農業ができない
兼業農家のTさんご夫婦(50代)が相談に来られました。野菜を作ってJAに出荷している父親が心筋梗塞を起こして入院。3か月ほどで退院できたもののもとの体調には戻らず、今後、農業の継続が難しくなったのでした。それまでは母親とTさんの妻が農業を手伝ってきました。Tさんと弟(40代)は会社員のため、休みの日に手伝う程度しかできません。これから相続のことも考えるとどうしていくのがいいかということがご相談の内容でした。
◇相続対策で建てたアパートが空室
Тさんの父親は、JAから相続対策として進められて、所有地を活かして8棟のアパートを建てています。いずれも30年以上前に建てたもので、年数が経ち、半分の4棟は空室のままとしています。
残る4棟から家賃は入りますが、固定資産税を払うと生活費まで回せないほどの収入にしかなりません。まだ空地もあるので、もっと土地活用したほうがいいかとも悩んでいるといいます。
これから相続を迎えるとどうなるのかも心配だといいます。
Sさん(60代女性)が相談に来られました。15年前に亡くなった父親の相続手続きができていないとのこと。相続人は母親とSさん、弟(60代)の3人でした。ところが、父親の相続手続きができないまま、先月、母親が亡くなったと言います。
父親の預金は母親が使って、もう残りはありませんが、実家の名義が父親のままとなっています。
Sさんも弟も他県に住み、家を購入しましたので、父親が亡くなってからは母親は一人暮らしをしていました。その母親が亡くなったので、現在は空き家となっています。
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