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幻冬舎ゴールドオンライン【第35回】連載更新のお知らせ
2022/04/12/10:21
[連載]相続のプロが解説!人生100年時代「生前対策」のアドバイス事例【第35回】
◆子のない夫婦「強欲な姉を相続人から排除したい」余命宣告後、遺言書作成は間に合うか【相続のプロが解説】
◇クライアントの夫からの、予期せぬ電話
先日、以前よりお付き合いのあるクライアントの方のご主人から、急ぎの相談ということでお電話をいただきました。
「私の妻が、肺がんで余命宣告を受けまして…」
余命宣告を受けた木村さんというクライアントの方は、先日までご両親の相続の件でいろいろな相談を受けていました。つい数ヵ月前にお会いしたばかりで、そのときは大変お元気な様子だったのです。そのため、ご主人のお話とのギャップがあまりに大きく、筆者もショックを受けました。
木村さんはつい先日まで普通に生活していましたが、数週間前から、だるさや疲れが取れないといって整体に通いはじめました。しかし改善しないため、担当者に勧められて病院の診察を受けたところ、末期の肺がんと診断され、余命はいくばくもないと告げられたというのです。
木村さんは遺言書を作りたいとお考えで、代わりにご主人が筆者の元へ電話をして来られたのでした。