夢相続コラム
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【相続相談事例】収入を生む土地は残して、次世代へ
2022/06/08
【相続相談事例】収入を生む土地は残して、次世代へ
■共有不動産に3家族が住む
Tさん(40代男性)家族は、父親をすでに亡くして、母親と兄、姉の4人家族です。
母親と独身の姉(50代)が実家で生活をしていますが、賃貸併用住宅で、母親、
長女、Tさんの3人の名義となっています。
Tさんは自宅に名義はあるものの、結婚して子供もいるので、自宅ではなく、
母親名義の別の賃貸不動産の1室に家族と住んでいます。
長男(50代)は、以前の自宅だった3つ目の不動産に1人暮しをしています。
名義は母親と長男の共有で、姉と同様に長男も独身です。
■名義と居住の状況が違う
所有と居住を整理してみると次のようになります。
Aビル 母親と姉が住み、賃貸あり 所有は母1/5:長女3/5:二男2/5
Bビル Tさん家族が住み、賃貸あり 母1/2:長男1/2
Cビル 長男が住み、住居のみ。母単独。
また、AとBは建物が老朽化して建て直す時期になっています。
合わせてアドバイスもらいたいと相談にこられました。
■収益があがる土地なので、残したい
母親と長女が住むAビルと次男が住むBビルは老朽化しており、
建て直しが必要です。Cビルはまだ築10年で現状維持できます。
Tさんが言われるには、ご家族とも相談してきたが、いずれも立地はよく
収益が上がっているので、3つとも残したいという意向だといいます。
Aの土地には住まない次男名義があり、Bの土地には住まない長男名義が
ありますが、贈与や売買するには税金がかかります。
また、長男と長女は独身なので、このまま結婚しないとなれば、次男から
次男の子供2人が相続していくことになります。
よって、土地の名義と居住が違っていても、税金をかけずに現状維持するのが
得策だと言えます。
■建て替えプランを2社で比較?
Tさん家族は、AビルとBビルの建て替えについて、2社の建築会社で見積もりを
出してもらっていますが、どう選んでいいか判断に迷うということでした。
単に建築会社からプランの提案をしてもらうだけでは、比較するのは難しく、
基準となる方針や設計を決めて、建築費の見積もりをだしてもらうことがよいと
アドバイスしました。
また、建築会社と直に契約をしたのでは、建築会社のペースで進んでしまうことも
あるため、間にコンサルタントを入れて、アドバイスや見極めをしてもらうことが
大切で、当社がその役割を担うことも説明しました。
Tさん家族はその前提となる「土地活用プラン」を委託頂き、これから分析、提案
をすることになりました。
■相続実務士より
何千万円、何億円も資金を投じる賃貸住宅だからこそ、コンサルタントをつけて
失敗しないように慎重に進めていくことが必要です。コンサルフィーは賃貸事業の
必要経費といえます。
弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。
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