夢相続コラム
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お手本にしたい!樹木希林さんの家族を幸せにする不動産、遺言書の相続術!
2019/04/01
樹木希林さんのことばを集めた本が100万部超えの大ベストセラーに!
2018年9月に亡くなった女優、樹木希林さんの、生前インタビューなどから154のことばを編んだ文春新書「一切なりゆき~樹木希林のことば~」が累計発行部数100万部を突破する大ベストセラーとなっています。
版元の文藝春秋の発表では、2018年12月の発売直後から反響を呼び、60代女性を中心に支持され、毎週重版が決定する異例事態になっているということです。
樹木希林さんは女優さんだけにテレビなどで考え方や生き方を話される機会が多く、その生きざまの潔さ、シンプルさが共感を呼んでいるのでしょう。特に注目されているのが希林さんの相続術なのです。
民法改正の特集。「さんまのホンマでっか!?TV」「スッキリ」に出演。
2018年7月に相続に関する民法の改正が行われ、秋ごろから「週刊現代」「週刊文春」「週刊ポスト」「女性セブン」「女性自身」などの週刊誌が特集を始めています。私も各誌に取材協力をさせて頂いており、毎週、どこかの誌面に私のコメントが掲載されています。
新聞や雑誌への取材協力は440回を超えました。
相続に関する民法の改正については、総務省のホームページなどで紹介されていますが、(www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00222.html)やはり、一般のかたにはすぐにはわからないところでしょう。
そのためもあり、週刊誌ではわかりやすく解説をしながら、読者の方に紹介していこうと特集が組まれています。
同様にテレビでも取り上げられており、私も2018年11月にはフジテレビのバラエティ番組「さんまのホンマでっか!?TV」や読売テレビの情報番組「スッキリ」に出演して民法の改正に関わる解説や事例をお話しさせていただきました。
さすが!家族を幸せにする樹木希林さんの相続術。女性セブン、週刊現代が特集。
樹木希林さんの相続術を取り上げたのは、「女性セブン」が最初で2019年2月のことです。それまでも「女性セブン」の取材はなんども受けていましたが、M記者から金曜日に電話があり日曜日に取材して翌週の記事にしたいと。そうして記事になったのが「さすが!家族を幸せにする樹木希林さんの相続術」という内容です。
「急な取材のため他の専門家はつかまらず、曽根さんのお陰で記事になりました。」と掲載誌とともにメッセージを頂きました。週刊現代でもさらに詳しい特集が組まれました。「夫の死後まで考えて準備した樹木希林らしい死後の手続き」という内容です。
それからほどなくして2019年3月に、夫の内田裕也さんが希林さんの後を追うようにして亡くなったことから希林さんの相続術が注目されることになります。
樹木希林さんの相続術はテレビでも。フジテレビ「グッディ」に生出演で解説!
2019年3月19日の午後、私は、お台場のフジテレビの情報番組「グッディ」のスタジオに行き、番組の生放送に出演させて頂きました。内田裕也さんが亡くなったことによって樹木希林さんの相続術が注目されることになり、番組でも紹介するというのです。
約15分の番組は、「樹木希林さんが夫の亡くなったあとのことまで考えた生前整理・守りたかった家族への思い」という内容で、樹木希林さんの生前整理が紹介され、それについてのコメントを担当しました。樹木希林さんは都内に8つの不動産があり、その渡し方は遺言書を残すことで子供たちへの負担を減らそうとされていたことがわかりました。
まさに相続でも上級者だと言えます。
どこが賢い?樹木希林さんの相続術。
では、樹木希林さんの相続術はどこが上級者で賢かったのでしょうか?主なものをまとめると次のような内容になります。
●娘婿を養子にしていた
→相続人が1人増えると相続税の基礎控除も増え、税率の違いで相続税の節税にもなる。
ひとりで親の財産をかかえるよりも2人で分けたほうが支えやすくなる。
●財産の大部分を不動産にしていた
→相続評価は半分以下となり、特例を使えるメリットを作ります。
●自宅は子供世帯と同居
→小規模宅地等の特例を使えるようにした
●もとの住まいは賃貸に
→賃貸することで不動産の評価が下がり、特例を使えるようにもなる。
また、安定した家賃収入が入るようになり、将来の不安が減らせる
●不動産を孫に贈与していた
→早めに財産を渡すことで節税になる
●公正証書遺言を作成して財産は子どもに
→財産の渡し方を決めておくことで手続きが早くでき、揉め事を回避できた
樹木希林さんの財産は10億円以上と言われていて一般家庭からはかけ離れていますが、相続術の内容はどなたにも参考になるもので、上級ながらもお手本にできる内容です。
さらには、夫である内田さんには、遺言書によって一切相続させていない可能性が伺われます。内田さんに遺産の一部でも渡してしまえば、相続税申告書に捺印する必要が生じますから、希林さんの遺産のすべてを把握してしまう。そうなると娘夫婦とトラブルになるかもしれない。
内田さんにはあくまで希林館所有のマンションに住んでもらい、娘夫婦に生活の保証をしてもらうという遺言の趣旨だったように思えます。まさに相続の上級者でしょう。
他人事ではない相続。自分の相続術を探しましょう。
今まで相続はなんとなく話題にしにくく、秘密裏に進めていくもののようなイメージがありました。家族間でもあまりオープンにされてこなかったために、相続になってしまってから家族の争いになったり、相続税の負担が多かったりして、苦労したり、後悔される方が多かったのです。
今回の様に、民法改正が取り上げられたり、樹木希林さんのような有名人の相続が紹介されたりする昨今では、相続の情報は色々な方法で入手できるようになりました。
私どもがおススメするのも、ご家族がコミュニケーションを取り、オープンにしながら相続対策をして頂くことです。夢相続では「オーダーメード相続プラン」でそうした対策のご提案とサポートをしており、いくつもの実例がありますので、ぜひ、ご相談ください。
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