夢相続コラム

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使い込んだ兄が逃げ切り。絶縁状まで突き付けられた!

2021/04/23


使い込んだ兄が逃げ切り。絶縁状まで突き付けられた!

自宅を老後資金に

数年前に母親が亡くなったМさん(50代・女性)。父親もすでに故人で、兄(60代)と2人が相続人です。 母親は80歳を過ぎてから、自宅を売却して、高齢者施設に入居。亡くなる5年ほど前です。 母親は父親の預金を相続しており、自宅マンションが2000万円で売れたので、老後資金の不安はなかったと言います。

通帳も見せてくれない

高齢者住宅に入る手配や保証、通帳の管理などは兄がしていました。母親の四十九日のあと、兄がМさんにこう言ったのです。 「母親の預金は1000万円。自分が600万円もらうので、400万円渡してやる。」と。 しかも言葉だけで通帳も見せてくれません。それなら、Мさん自身で預金の入出金明細を入手するようアドバイスしました。 5年前はもっとあったことを確認しているから疑心暗鬼になったと言います。

預金が引き出されていた

Мさんが明細を取ってみると、母親が高齢者施設に入った後、 3年程で3000万円程が引き出されていたのです。50万円単位が何度もあり、窓口ではなく、カードで引き出したようです。 母親がひとりで銀行へ出向くことはできず、まとまった額も必要としないため、兄が引き出して、もらってしまったとМさんは想像しました。

兄は「知らない」の一点張り

兄との話し合いは進展せず、致し方なく、Мさんは家庭裁判所に調停を申し立てました。 Мさんは自分が探した弁護士に依頼。調停が終わって、Мさんから報告を受けました。 兄は「引き出したお金は知らない」の一点張り。結果、Мさんの主張は認められず、 残った1000万円を等分に分けてあきらめるしかなかったというのです。

家庭裁判所から「絶縁状」が届いた

兄の希望で「絶縁状」にも印を押すようにと送られてきたと言います。Мさんに落ち度はなく、 高齢の母親が使った形跡もないのに、家庭裁判所では、真実も明らかにされずに、 兄の主張がまかり通る結果となり、理不尽で悔しい思いが残ったと話されました。自分が頼んだ弁護士にも不信感が残ったと。

相続実務士のアドバイス

家庭裁判所で円満な分割はできず、後悔が残ります。 Мさんのように理不尽な思いで絶縁にならないために 調停に頼らず、当事者で解決していくことをおススメし、 全力でサポート致します。深刻になる前に、ご相談ください

弊社では様々なプランをご用意しております。
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