夢相続コラム
弊社の活動内容や日々のできごと、お知らせなどをお伝えします
【相続ストーリー】~相続税を2億円以上節税できた清水さんの相続成功ストーリー~⑥
2019/05/15
【ステップ9・名義替え】名義替え、財産分割は円滑に進める
(不動産登記、預金の解約、等)
■清水さんのタイムスケジュール・9~10ヶ月目■
9月 登記委任状に署名・捺印し、司法書士に不動産の名義変更を依頼した。
金融機関で預貯金の名義変更をする。(父親から母親に)
10月 登記を完了したと連絡があった。
◆専門家の実務◆
[相続コーディネーター]
・登記に必要な書類一式を確認し、司法書士に渡す。
[司法書士]
・法務局に登記申請をする。
・法務局が数カ所の場合は、順番に登記をしていく。
・相続税申告書の確認をする。
・相続税申告書の調印日程を確認する。
◇注意ポイント◇
・金融機関の名義変更は、相続人が行う。
遺産分割協議書及び相続人全員の実印押印なども必要。
銀行毎に印鑑証明書(3ヶ月以内)が必要になる。
・登記費用は登録免許税の納付が先に必要になる。
・不動産の名義変更に使う戸籍関係書類や印鑑証明書は、相続後に取得したものが使える。
・特別な事情がなければ、相続税の申告を終えてから、まとめて相続登記をする。
・近いうちに解体するような建物は登記をせず、亡くなった人の名義のまま、解体し、滅失登記をする。
【ステップ10・生前対策】二次相続に備え、生前の節税策を検討する
(今後の生前対策の検討・取り組み開始)
■清水さんのタイムスケジュール・9~10ヶ月目■
10月 申告、納税、分割など、相続手続きは終わったが、二次相続に向けて、生前対策の提案を再確認する。
法人設立に関心があるので、提案をしてもらう。
◆専門家の実務◆
[相続コーディネーター]
・母親独自の財産を確認し、相続診断をして対策を提案する。
①財産の確認・評価・整理をする
不動産、動産を確認して評価をし、相続税申告の要否・相続税額の算出
②課題の整理、解決をする
分けられるか、分割でもめないか、分割金・納税資金の余裕はあるか
共有、担保、連帯保証などはないか
③相続対策の提案を検討し、実行する
遺言で争いを回避する
分割金・納税資金を用意する 【保険など】
節税対策をする 【有効利用、資産の組み替え、生前贈与】
・法人設立の判断材料の作成を税理士に依頼する。
・具体的な節税対策の実行をサポートする。→資産組み替え、土地活用など
[税理士]
・法人設立のシミュレーションを作成する。
[司法書士]
・法人設立登記をする。
◇注意ポイント◇
・相続税が増税になることを想定し、早めに対策をしておく。
・もめない対策として母親に遺言書を作成してもらう。
◇相続コーディネートの手続きプロセス◇
【ステップ1・財産の確認】相続財産はどれくらい?早めに確認
(財産と相続人、遺言の確認)
【ステップ2・相続相談】相続の専門家に相談する!
(相続相談で進め方をイメージする・費用の見積もり)
【ステップ3・専門家の選択】誰に頼むのか?専門家の選択が重要(効果を確認して契約)
【ステップ4・財産の調査】不動産調査で変わる!名義財産の確認
(不動産の現地調査、名義財産の確認、評価、税額の算出)
【ステップ5・評価と節税案】どんな節税策がとれるのか?効果的な節税方法の策定
(評価額の確認と節税案の提案と検討)
【ステップ6・分割案】効果的な遺産分割の決め方は? 節税と二次相続を考える
(遺産分割協議と協議書の作成)
【ステップ7・納税案】納税はどうする?納税できることが大原則
(納税案の検討、納税資金の準備)
【ステップ8・申告】相続税の申告、納税は期限を厳守!税務調査を想定した書類作り
(相続税の申告書作成、申告、相続税の納税)
【ステップ9・名義替え】名義替え、財産分割は円滑に進める
(不動産登記、預金の解約、等)
【ステップ10・生前対策】二次相続に備え、生前の節税策を検討する
(今後の生前対策の検討・取り組み開始)
これで、「相続税を2億円以上節税できた清水さんの相続成功ストーリー」の全6回が終了となります。
ためになるコラムを今後も掲載していきますので、是非ご覧ください。
コラム執筆
私は相続対策のご提案とサポートをする夢相続を運営しており、いままでに1万4500人以上の相続相談を受けて、アドバイスやサポートをしてきました。
圧倒的な実例を見ているからこそ蓄積してきたノウハウや相続のコツがあります。
こちらのコラムの内容が詳しく書いてある『相続発生後でも間に合う完全節税マニュアル』は
こちらからもご購入いただけます。
お客様に合わせた不動産での資産運用コーディネートもご提供しています。