夢相続コラム

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【相続を価値あるものにしたい】相続人の意思が大切

2021/08/16


【相続を価値あるものにしたい】相続人の意思が大切

相続人の意思が大切

・全財産と今後の人生の方向付けを任せるのに、本当に信頼できる人を選ぼう
・節税意識をもって取り組む場合と、そうでない場合とでは、明らかに違いがある
・顧問税理士がいても相続は別のところに依頼する人が増えている
・相続の申告には期限があり、前向きな決断が必要となる

相続でまず最初の難関が「遺産の分割」です。これが決まれば、あとは事務的に計算するだけでも通るわけですから、楽なことだけするには、なるべく面倒なことには首を突っ込まないことがいいわけです。けれども相続人が最初に遭遇する「遺産の分割」という大変なときにこそ、あれこれ聞いたり、相談したりするパートナーが必要だといえます。

相続というのは、人生の一大事で、その難事をどう切り抜けるかによってそのごの人生が変わるといっても過言ではないような場合もあります。けれども、その当事者の方は、相続の申告を任せるのに、たいして深く考えないで、依頼しているように思えます。全財産と今後の人生の方向付けを任せるのに、本当に信頼できる人を選ぼうとしているでしょうか。

相続は、人生の一大事です。そんなときに相続人と同じ気持ちになって手続きを進めてくれる人がいたら、どんなに肩の荷が下りるでしょう。しかも、豊富な知識と経験に基づき、「相続税を安くしよう」というはっきりとした目的で取り組めば、節税のチャンスはまだまだ残されています。節税意識をもって取り組む場合と、そうでない場合とでは、明らかに違いがあるのです。そうした「相続税を安くしよう」という気持ちのあるプロに依頼することが、成功への入り口だと言えます。

最近は、相続の認識も変わりつつあり、顧問税理士がいるにもかかわらず、相続は別のところに依頼しようという方が増えてきました。親の会社を引き継いだ二代目三代目の後継者にみられることが多く、会社の決算は先代から顧問税理士に引き続きを任せたままだが、いざ相続になると不安だという声を聞きます。そうした判断をされる方は自分の意思で相続の専門家に依頼する決断をされます。会社の顧問はそのままにして、相続だけはスポット的に慣れたところで済ませたいということのようです。顧問税理士にしても相続は荷が重いので、受けられないという人もあります。

また、親が苦労して残した財産はなるべく残したいというはっきりとした意思をもった相続人の方も増えてきました。そうした相続人は、十分に財産の整理もしておられ、専門家と一緒に相続を乗り切ろうという意思があるので、相続に関してのいろいろに決断にも積極的で、財産を守る覚悟が感じられます。

このように相続人自ら決断して、選択された人は期待できるだけの成果もあげられるので、納得して頂けるのですが、まだまだ多くの方は、顧問税理士に対して遠慮があり、決断できずにあきらめるということもあります。また相続人の間で意見がまとまらないので、決断できないという場合もあります。

しかし、相続の申告には期限があり、いつまでも迷っているわけにはいきません。前向きな決断が必要となり、決断しなければ損をするかも知れないのです。

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