夢相続コラム
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【相続相談Q&A】被相続人の借金と相続人間の協議
2019/06/05
Q:亡くなった祖父母が生前、両親からお金を借りていた
相続人は私の叔母(長女)・父(長男)・叔父(次男)の3人です。
叔母は結婚しておらず祖父・祖母と同居しておりました。
祖母が亡くなったのをきっかけに私達一家は実家を建て直すとともに、5年前に実家に戻り現在も二世帯住宅に住んでおります。
3年前に祖父も亡くなったのですが相続の話しが一部済んでいない様です。
私は全ての話しを両親から聞いたのではないのですが、私の両親もこの相続についてもめています。
祖父母が生前私の両親から200万借りていったそうです。
その際借用書・契約書等文面に残しているものは何もなく、それを今回話し合いの一部として叔母・叔父に話しをしました。
叔母は「借りていた証拠がない。私が借りたのでない」 と言われ、結局父も叔母に言われるがままに黙ってしまったそうです。
両親が汗水流して働き貯金していたお金です。
裕福な家庭であれば黙っていられるのかもしれませんが、大家族のやりくりの中で工面したお金です。
このお金は取り戻す事はできないでしょうか?
(万が一200万を私の両親が銀行等で借りていた場合、それは証拠とはならないのでしょうか?)
A:難しいかもしれません。
金銭消費貸借契約書や、お金を貸した記録(祖父母の口座に両親が入金をした履歴等)が残っていなければ、難しいと思われます。
銀行で借りていた事だけでは証拠とはならないと考えられますので、相続人間での協議を続けるしかないかと思われます。