夢相続コラム
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共感して寄り添い、解決する「相続実務士®」(2)
2022/01/31
共感して寄り添い、解決する「相続実務士®」(2)
相続対策ができる専門家が求められている 相続実務士®創設
生前の相続対策は、家族のもめごとを引き起こさないよう「感情面」」の対策と税金の負担を減らして収入も維持できるような「経済面」の対策の両方について、ご家族のコミュニケーションを取りながら、行うことが理想です。しかし、こうした生前の相続対策のアドバイスやサポートができる資格がなく、相談窓口がないのが現状です。
私は、平成4年から相続に取り組む中で、相続をコーディネートする専門家が必要と思い、「相続コーディネート」という職域を作って取り組んできました。平成11年から相続の実例をまとめた書籍を出版し、本書で60冊目になります。書籍は全国の書店やAmazonで販売して頂くことができ、書籍を読んで頂いた読者の方が東京の私のオフィスに相談に来ていただく方が増えて、現在では1万4700人を超える方から相談を受けて、実務のサポートをさせていただき、北海道から沖縄まで全国に出張しながらお手伝いをしてきております。
こうした経緯から、相続実務ができる専門家は全国に必要だと痛感し、30年近く取り組んできたノウハウを提供し、「相続実務士®」という資格を創設したわけです。
相続実務士は、ご家族を不用意にもめさせないよう感情面に配慮し、節税のノウハウを提供して税金の負担も減らす努力をし、安易に不動産の共有などでトラブルを引き起こさないよう経済面にも配慮できる実務家を目指しています。
また、相続実務に特化した専門家により一般社団法人相続実務協会を設立し、「相続実務士®」を養成するとともに、実務をサポートする個人・法人をネットワークし、相談・アドバイス・コンサルティングができる体制を作ることで、ご家族の絆と財産を守る“ほほえみ相続”の実現に貢献していきたいと取り組んでいます。
相続対策キーワードは「相談」「みえる化」「わかる化」
「相続実務士®」の役割の入り口は、「相談」を受けることです。「相談」はお客様と同じ
目線で共感を持って聞くことで、けっして上から目線の押しつけ型の指導ではありません。
相続の課題はおひとりおひとり違います。だからこそおひとりずつ、あるいはご家族ご一緒
に、お話し頂くことが必要なのです。ご家族の状況や財産の内容をご説明頂き、不安に思う
こと、困っていることなどをお話し頂く中で、課題が見えて、解決の方向性をアドバイスす
ることができます。次にご家族の課題や財産を「みえる化」して、共有して頂くことです。
相続は難しくてわからないと思っておられる方が多いかもしれませんが、ご家族の状況と
財産の内容、評価額などをオープンにして「みえる化」することで、対策のイメージも見え、
不安は解消できます。
相続対策を提案書にして、わかりやすく説明するように「わかる化」することも「相続実務士®」の役割になります。難しい専門用語で、しかも上から目線で説明しても一般の方にはわからないことが多いでしょう。お客様に寄り添って、わかりやすくして説明、提案することが相続の「わかる化」となります。
相続実務士の相談対応は、聞いて終わりではなく、解決を見据えて具体的な方向性をアドバイスすることです。さらには、解決策や相続対策のご提案、実務までサポートして、完結することです。ご提案するのはいくつかの選択肢で、ご本人やご家族が解決へのステップを選択して、決断して頂く必要があります。その背中を押すことも「相続実務士®」の役割だと言えます。
相続実務は多岐に渡り、窓口となる「相続実務士®」だけで完結できないこともあります。その際は一般社団法人相続実務士協会の弁護士、税理士、司法書士、不動産鑑定士などの専門家や他に必要な専門家と協働体制を取り、業務を分担することで成果をあげます。
弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。
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