夢相続コラム

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【相続の教科書】相続事情3 家族関係が複雑になっている

2022/08/02


【相続の教科書】相続事情3 家族関係が複雑になっている

 

日本の平均的な家族像というと、祖父母、父母、孫の3世代が同居するイメージがありました。祖父母と子供夫婦、孫が一緒に生活しており、兄弟姉妹も仲が良く行き来しながら暮らしているのが日常だったでしょう。そして、家長を中心に家や家業を守っていくという図式ができていました。

しかし、現在では離婚、再婚当たり前の時代。実の兄弟姉妹でも意思の疎通がはかれないようなこともあります。

 

代々続いている家や家業を継承していくという意識は根強いものがあり、それが相続の方針になっているご家庭はまだありますので、たとえば長男が親と同居するのが当然だとする雰囲気は根強いものがあります。


家業がないご家庭にしても、子供は親と同居して面倒を見ていくのが当然としてきた時代がありました。しかし、昨今はそうした典型的なパターンは崩壊したのかもしれません。

長男だから親と同居、という図式ばかりでは無くなり、親と同居しているのが、次男、三男だったり、次女、三女だったりします。あるいは、子供の誰とも同居しないで、親は夫婦で2人暮らしをし、どちらかが亡くなっても子供の世話になることは考えずにそのまま1人暮らしということもあります。

こうなると親と同居をしない場合は、子供の立場は法的には同等だという権利意識になるのでしょう。長男だから、長女だから、相続の時に立場が上で権利も強いということを容認する弟、妹がいなければ権限はなく、発言力は誰も同じとなります。

また、加速度的に離婚、再婚が増えていることもあり、家族の人間関係が今までにも増して複雑になっています。相続人は身内ですが、家族と言っても、後妻、先妻の子、後妻の子、認知した子、養子など立場によって思惑が違い、本当に複雑です。中には、先妻の子と後妻や後妻の子供は会ったことがない場合もあり、認知した子についてはきょうだいと認めたくないという感情もあり、たいていは会ってもいません。配偶者も子供もない人や、配偶者があっても子供がない人も多く、相続人になる人が兄弟姉妹や甥姪という場合もあり、なおさら身内の情が希薄だと言えます。そうした人間関係の人たちで、普通の兄弟姉妹でも争いになることがあるのに、財産のことになる遺産分割の話し合いが円満にいくはずがありません。

 

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