夢相続コラム

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【預金】老後の現金って必要?親世代は使わない(3)

2021/04/12


親から相続するとき 知っておきたい対策のポイント
4.【預金】老後の現金って必要?親世代は使わない(3)

老後は老人ホームの費用が必要になるか?

預貯金を残してあるのは、相続税の納税のことばかりではなく、「老後は子供たちの世話にはならずに、老人ホームに入るための入所金にする」という方も多いのです。高級な有料老人ホームに入るには、何千万円もの利用権が必要なところもあります。
しかし、最近では、老後の住まいの選択肢が増えてきました。たとえば、高齢者賃貸住宅であれば、入居する際に数百万円の保証金を払えばよく、何千万円ものまとまったお金は必要ありません。毎月の費用も家賃と食費、管理費などで20万円以内、年金で賄える程度ですので、老後の住まいのためにまとまったお金を残しておく必要はない時代なのです。 さらには元気な高齢者も多く、90代でも自宅暮らしをされている方もあり、最後まで自宅という選択肢も増えています。相続税を考えると自宅を所有していれば小規模宅地等の特例を生かせますので、終身利用権を購入する有料老人ホームと比較すると、最後まで自宅のほうが節税になります。それだけに老後に何千万円も使って有料老人ホームに住み替える必要はないと言えます。

有料老人ホーム

■メリット
ケア付きで安心
家族の世話にならなくて済む

■相続税評価
終身利用権の返金に課税

■小規模宅地等特例
使えない(自宅の所有がない)

自宅

■メリット
まとまった現金は不要

■相続税評価
不動産評価が時価の半分程度となり節税できている

■小規模宅地等特例
使える(330㎡まで評価の80%減できる節税効果大)

親の相続対策を進めるためのチェックポイント【預金】

□親の預金口座がわからない
□親が預金など金融資産を教えてくれない
□親がまとまった預金をもっているか?
□親の財産は相続税がかかるか?
□親の老後はどこで生活したいか聞いていない

相続実務士のアドバイス【預金】

・銀行に預けておくことがゴールではない
・親の金融資産の確認は生前にしておくこと
・相続税がかかるか否かを早めに確認して相続対策のプランをつくる
・有料老人ホームは相続税の節税にはならない。最後まで自宅も選択肢。
・まとまった金額を残す時代ではなく、活用する時代

弊社では様々なプランをご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

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